brownsea flower shop 熊木さんインタビュー

「あの人とtokyobike」vol.5 BROWNSEA 熊木健二

あの人とtokyobike | 2022.03.11

トーキョーバイクは、街を楽しむための自転車をつくっています。
この連載「あの人とtokyobike」では、自転車を日頃使っている方にフォーカスして、ユーザー目線でのトーキョーバイクがある生活をご紹介していきます。

 

連載第5回目は、ブラウンシーの熊木健二さんです。昨年まで働いていたex. flower shop & laboratoryから独立し、新しいスタートを切ったばかり。トーキョーバイクでも以前から、店舗の装花はもちろん、過去にはトーキョーバイクのJOURNAL記事のモデルとしてもお世話になっています。

 

トーキョーバイクとの出会いや自転車のある生活について、そして彼のライフスタイルについて、詳しくお話を伺いました。

brownsea flower shop 熊木さんインタビュー
ー まずは自己紹介をお願いします!
 
熊木健二(以下、熊木)
こんにちは!クマケンこと熊木健二です。花屋ブラウンシーとして活動しています。
 
ー よろしくお願いします。早速ですが、トーキョーバイクとの出会いやその時に抱いていたイメージなど、教えていただけますか?
 
熊木
はじめてトーキョーバイクさんの自転車を見たとき、「僕もこれに乗りたいっ!これに乗って東京を走るんだ!」と思いました。シンプルなデザインにコンパクトで軽く、ずっと憧れでした。そのためにお金貯めていました。
 
当時のトーキョーバイクのお店は、谷中の本店と高円寺店と中目黒店だったかな。はじめてお洒落な自転車屋さんに入るものだから緊張していましたが、やさしいスタッフさんたちが「試乗してみますか?」と声かけてくれたのを覚えています。今の豪徳寺のニエンテのオーナー見城さんです。
 
ー 乗っていただいているのはTOKYOBIKE SPORT 9sですよね。細めのタイヤに9段変速、スポーティな乗り心地が特徴の自転車だと思います。選んだ決め手は何だったんですか?
 
熊木
TOKYOBIKE SPORT 9sの形が好きでした。またマットな色合いも好みで、これに乗って出かけて写真撮りたいな~なんて。
 
当時、高円寺店の店長の見城さんがこのターコイズブルーはこれで廃盤になるんですよって教えていただいたので、スポーティなターコイズブルーをセレクトしました。トーキョーバイクさんらしいカラーリングで一目惚れ。納車の日は心躍るほどうれしくて、大雨の中、乗って帰ったことを覚えています。
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ー 大雨の中!それは大変でしたね。実際に乗ってみていかがでしたか?
 
熊木
狭い道が多い東京の街並みでも、小回りが効きやすくて乗りやすいですね。
 
ー ありがとうございます。普段はどんな感じで乗っていますか?通勤用という感じでしょうか。
 
熊木
普段は仕事の出勤だったり、花の配達をするのに使っています。
近くの友人宅に行くのも、もちろんトーキョーバイクで!
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ー 愛車を実際に拝見して、乗り込んでいただいているのがわかりました。そういう自転車を見るのは、私たちにとっても嬉しいんですよ。

 

熊木
もっともっと長く乗って、使い込みたいですね。5年10年長く使い込んだら、もっとかっこよくなるんじゃないかと思ってます。

 

ー いいですね~!楽しみです。実際にトーキョーバイクに乗っていて良かったことはありますか?

 

熊木
乗ってよかったことは、トーキョーバイクに乗っている人とトーキョーバイクトークをしたり、トーキョーバイクを選んだことで自転車の世界が広がりました。ここをカスタムしたいと思ったり、今度はあんな自転車に乗りたいな!というかキッカケにもなりました。

 

ー ありがとうございます。トーキョーバイクがきっかけに会話が生まれるのはとても嬉しいですね。

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ー クマケンさんは本当にお知り合いの輪が大きいというか、ご縁のつながりがすごいな~と思っています。引き寄せる人柄というか・・・。ここでぜひ、クマケンさんご自身のことも聞かせてください。ex. flower shop & laboratoryで働いていていらっしゃいましたが、独立されたのは最近でしたよね?

 
熊木
今年の1月ですね。去年くらいから少しずつ個人の仕事は始めていたんですが、完全に独立したのは今年からです。

 
ー 独立されるきっかけはあったのでしょうか。

 
熊木
自分自身に案件が来ることが増えてきたんですよね。もともと装花担当ではなかったんですが、アパレルの展示会やミュージシャンのPVなどの装花の依頼が増えてきて、それで自分でやるかと思って始めました。

 

ー 今は店舗を持たずに活動されていますが、でもクマケンさんのお花はもちろん、人柄に惹かれて、会いに来たいと思うお客さまも多そうな気がしますね。

 

熊木
「早くお店持ったらいいんじゃない?」というのはよく言われてますね。
山梨でできたらいいなとは思っているんですが、いま計画中という感じです!

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アトリエを兼ねたご自宅は、植物やお花がたくさん。彼の好きなものが散りばめられていました。
壁に何気なくコラージュされたスペースもクマケンさんのインスピレーションの源だそう。

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ー レコードもありますね。お好きなんですか?

 
熊木
Whitney(ホイットニー)というバンドがいるんですけど、こういうデザインが好きなんですよ。ブラウンシーもこういうテイストでやりたいなと思っています。
ex.時代の同僚に「クマケン絶対好きだと思うよ」って勧められて、めちゃくちゃハマったんです。

 

好きすぎてホイットニー本人にDMしたら、返信もらえたんですよ!「いつも聞いてくれてありがとう~」って。

 

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Whitney/LIGHT UPON THE LAKE

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YOGEE NEW WAVESのレコード。中央のお花はクマケンさんの作品。

ー 行動力とそこから縁を繋げる不思議な力がすごい!

 
熊木
そうですね~、不思議と繋がる感じは自分でもありますね。
例えばこれはYOGEE NEW WAVESっていうバンドなんですけど、この花は僕が作ったんですよ。

 

彼らとの出会いは、ex.に入る前に花と植物のwebメディアで働いていた時です。このバンドの「花束を君にあげよう~」っていう曲を聞いて、ちょうどまた花屋になろう!と思っていたタイミングだったんですけど。彼らに会いに行って、挨拶したりして。

その後、中目黒のex.の前で偶然再会して、交友関係が始まったんですよね。それでこの作品に繋がりました。たまたまなんですけど、そういう縁が多いですね。

 

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ー 繋がる人の周りって本当にご縁が繋がるんですよね・・・(驚)このさりげないコラージュも素敵ですね。

 
熊木
参考にしたいデザインや世界観を切り取っています。
これからお店を出す時に、「こういうふうにしたい」というものがパッと出せるように、いいなと思ったものは集めていますね。

 

あとは、こういう世界観とか…
(ボーイスカウトに関する本を取り出して、)
山とか納屋とか好きですね。「ブラウンシー」もボーイスカウトから来てるんですよ。小さい頃からボーイスカウトをやってたからこそ、花や植物といった自然と触れ合うのが好きだったんです。

ー ということは、小さい頃から植物に関わる仕事をしたいと思っていたんですか?

 

熊木
いや、それはなかったんですよ。子どもの頃は、小説家か牧場主になりたかったんです(笑)

 

ー 牧場主ですか!(笑) クマケンさんとお話していると本当に話が尽きないのですが・・・、この記事を読んでいる方の中には、トーキョーバイクを検討中の方もいらっしゃいますので、ぜひアドバイスをお願いします!

 

熊木
トーキョーの街を走りたい!そんな最初の一台におすすめだと思います。雨の日は泥除けがないと背中に泥がついてしまうアクシデントも笑 カゴがあったほうが便利そうで僕もつけたいなと思っています。
いろいろなカラーリングが出ているので、お店で試乗して自分のファッションやライフスタイルにあった色合いをセレクトするのも良いと思います。個性的でやさしいスタッフさんが多いので、是非試乗おすすめです。

 

ー ありがとうございます。最後に、クマケンさんのお気に入りスポットや、よく行くお店を教えて下さい!

 
熊木
ABOUT LIFEという渋谷道玄坂にあるコーヒー屋さんによく行きます。かっこいい自転車で来ているかたも多いので、いいな~なんて羨ましがったり。
あとは山梨のAKITO COFFEEさんがお気に入りスポットです。最近、山梨の韮崎にできたDAUGHTERというカフェもおすすめ。

 

いつか山梨の緑に囲まれた街を自転車で走りたいなと思っています。

 

ー 山梨でもお会いできることを楽しみにしています~(それまでは東京で、引き続きよろしくお願いいたします!)今日はありがとうございました!

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(取材・文) 三好
(写真) 迫田
※撮影時はマスクを外していただきました。