ジェットストリーム×トーキョーバイクのボールペンができるまで
Collaboration | 2023.04.25
ジェットストリームとトーキョーバイクがコラボレーションして生まれた「一緒に出掛けたくなるボールペン」。
ボールペンと自転車という、一見違うフィールドにある2つのブランドが、どんな風に出会いボールペンを作ってきたのか。今回は開発秘話やボールペンに込めた想いを、三菱鉛筆の永見さんとトーキョーバイクの可瀬がお話しました。
(司会進行:トーキョーバイク 小西)
※記事内の商品及び什器写真は一部最終の仕様とは異なります。
一緒に出掛けたくなるボールペン
2023年4月、トーキョーバイクと三菱鉛筆の「ジェットストリーム」のコラボレーションボールペンを発売しました。 ジェットストリームのなめらかな書き味はそのままに、自転車やトーキョーバイクスタッフのお気に入りのお店からインスピレーションを受けたボディーカラーを採用。
ペンと自転車、どちらも使う人が主人公となって、思いのままに楽しめる道具です。毎日使いたくなるボールペンを作りました。
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一緒に出掛けたくなるボールペン
2023年4月、トーキョーバイクと三菱鉛筆の「ジェットストリーム」のコラボレーションボールペンを発売しました。
ジェットストリームのなめらかな書き味はそのままに、自転車やトーキョーバイクスタッフのお気に入りのお店からインスピレーションを受けたボディーカラーを採用。
ペンと自転車、どちらも使う人が主人公となって、思いのままに楽しめる道具です。毎日使いたくなるボールペンを作りました。
トーキョーバイクの可瀬です。今回はボールペンプロジェクトのリーダーとして、三菱鉛筆さんとの窓口をしてきました。
三菱鉛筆の永見です。商品開発部で、油性ボールペン『ジェットストリーム』の新商品の企画をやっています。
今回のコラボレーションは、僕がトーキョーバイクさんにお声かけしたことがきっかけで実現しました。本当に、ご一緒させて頂きありがとうございます!
機能だけじゃない、持っていて楽しくなるペンが作りたい
永見
元々ジェットストリームは、なめらかに書けますよ、とか、インクがにじみませんよ、みたいに機能を前面に出して売っている商品でした。でも、それだけだとなかなかこれから先細りしてしまいそうな不安があって。
もう一歩、暮らしを豊かにするような上質な見た目とか、新しい付加価値をつけていきたいと考えていたんです。
我々も今までいろんなコラボレーションをやってきていますが、ペンとノート、みたいな想像できるものではなく、インパクトのあるコラボレーションをしてみたい気持ちもあって。異業種のブランドを探していくうちに、 トーキョーバイクさんに行き着きました。
ブランドの雰囲気が素敵だなと思ったことと、自転車に乗るお客さんの暮らしを豊かにするっていう視点にも共感して、今回お声がけさせて頂きました。
異色のコラボレーション。どんなボールペンを作ろう?
正直、僕らも最初はやっぱりボールペンと自転車っていう組み合わせでどういう落とし所にしていけばいいのかはわからなくて…でも初回の打ち合わせから、永見さんがお互いのブランドの共通点・違い・強みをしっかり企画書でまとめてくださっていたので、そこからイメージが膨らんでいきました。
でも実際お話をしているうちに、トーキョーバイクの自転車はしつらえや塗装もしっかりしていて、細部にまでこだわって作られているものだなと感じたので、コラボレーションするボールペンも、少し価格帯の高いモデルがあるといいかなと思い、他の2種のボールペン(ジェットストリーム 多機能ペン 「4&1」、「4&1Metal Edition」)もコラボレーションすることになったんです。
4&1シリーズは、トーキョーバイクのフレームの色をそのまま再現したカラーリングになっているんですが、ボールペンと自転車を塗装する手法が同じものだったので、今回はそのままトーキョーバイクの色をお借りできて、ぐっとコラボ感のある見た目になりました。
一方で新3色ボールペンのコラボレーションは、どんな風にしようかかなり悩んだのですが、可瀬さんから「トーキョーバイクで出かけるお気に入りの場所の色をモチーフにする」っていう案を頂いて。すごく良いなと思って、そこから企画が進んでいきましたね。
「お気に入りの場所」を持ち歩けるようなボールペン
可瀬
僕たちトーキョーバイクのスタッフが、自転車で街を走る中で大事に思っているのが「お気に入りの場所を作る」ことだからです。
例えば自転車で街に出た時に、 ただ走るだけではなくて、たまたま見つけたジェラート屋さんに自転車を停めて寄ってみたり。食べてみたらすごく美味しくて、お店の雰囲気も素敵だから、友人に教えてあげたくなったり。そんな体験こそが、トーキョーバイクに乗る楽しみだと思うんですね。
それに、そういうお気に入りの場所ができると、仕事で疲れた時にも、またあそこのジェラート食べに行こうと思ってちょっとやる気が出るじゃないですか。そんな風にポジティブな思考になれるような、お気に入りの場所を思い出せるカラーリングのボールペンがあったらいいなと思ったんです。
永見
お花屋さんとかサウナとか映画館とか、トーキョーバイクのスタッフさんお気に入りのいろんな場所が(カラーリングの)案に挙がりましたよね。
いくつかの案が出た中で、モチーフを匿名(抽象的)にするか、固有(具体的)にするかで迷いました
最初は、限定しすぎると知らない人がついていけなくなっちゃうという懸念があったので、匿名でいこうと思っていたんです。でもよく考えると、実在する固有のお店をモチーフにした方が、ぐっとイメージしやすくなる。
なので今回は思い切って、実在する3店(Bean to Bar チョコレート専門店『ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前』、ジェラートショップ『asatteのジェラート』、レストラン『CLANN BY THE RIVER』)をモチーフにしました。どれもトーキョーバイクさんからご紹介頂いた中で、僕らが実際に訪れて気に入ったお店ですね。
僕らがご紹介したお店を、実際に三菱鉛筆の皆さんで全店回ってくださったんですよね?満喫されている、すごく楽しそうな写真をみました。
永見
うん。あの日は非常に楽しかったです。男3人でチョコレート屋に行って、チョコケーキを食べたり。そんなことをやってましたね(笑)
ボールペンと自転車。ふたつの共通点は?
ー 今回コラボレーションが決まった時、わたしたちはジェットストリームとトーキョーバイクの共通点ってなんだろう?と議論したんですけど……今お2人が思うブランドの共通点って何かありますか?
そうですね。気持ちよく走ることと、気持ちよく書くことには、共通点がある気がしています。
例えばトーキョーバイクは、タイヤが細いことや、キツすぎない前傾姿勢がとれることで、自転車に乗っている意識を感じさせないような気持ち良い乗り心地が特徴のひとつなんですが、ジェットストリームの書き心地もそれに近いなと思っていて。
今回、ジェットストリームのボールペンを頂いて実際に使ってみたんですが、本当に書きやすくて。ペンを持って書いている、という意識がだんだん薄れていって、頭の中にあるアイデアをアウトプットすることに集中できるような感覚になれたんです。
そういう、自転車に乗っているとか、ボールペンで書いているという意識が薄れて、もっと先へ進んでみたくなる、みたいなところがひとつの共通点だと感じました。
自転車も、よくお客さまから、久々に乗ったらすごく楽しかったって言われるんですけど。ボールペンも、久々にしっかり書いてみたら、なんかすごく楽しかった。書くって楽しいなって、今回改めて思いましたね。
そうですね。まず自転車とボールペンって、お互いアナログなものだというところがありますよね。アナログで、しかもユーザーが能動的に使わなきゃいけないもの。
それから、あくまでも使用者が主人公で、その人が書きたいとか、どこかへ向かいたいとか、その方向にサポートするのがトーキョーバイクとジェットストリームの似ているところだと思います。
例えばボールペンなら、インクがすぐ出にくくなったりとか、壊れやすいとか、やりたいことの途中でそれを妨げてしまう原因があると、やっぱりどうしてもストレスになってしまうと思うんですが、ジェットストリームは書き味のなめらかさやインクのはねにくさとか、いろんな部分で書く上での障害になるものをなくしているので、思い思いに書ける。
トーキョーバイクさんも、自転車を思い思いに動かせる体の一部みたいな形にしているから、進みたい気持ちを妨げなくて、そこも共通しているなと思いました。
トーキョーバイクのフレームを、忠実に再現したカラーリング
永見
やっぱり、トーキョーバイクのカラーバリエーションの豊富さですね。僕は今まで銀色のママチャリしか乗ったことがなかったので、ずらりと並ぶいろんな色の自転車を見た時のインパクトはすごかったです。
実際に出来上がったボールペンがずらっと並ぶのを見た時も、同じようにワクワクしました。
可瀬
僕は、三菱鉛筆さんの企画に対する熱量や粘り強さが印象的でした。先ほどのお話にもありましたけど、最初は新3色ボールペンだけでいこうとお話していた今回のコラボを、4&1シリーズでもやってみませんか?と提案してくださったり。ボールペンのカラーリングの再現も、 試作に根気よく付き合ってくださったりして、ありがたかったです。
みなさん、いつもそういうスタンスなんですか? 商品企画の時はこんなにいっぱいアイデアを出して、試作もするものなんでしょうか。
もちろん企画の方向性や納期によってケースバイケースだとは思うんですけど…今回に関しては、ボールペンにトーキョーバイクの色を加えることが一番の価値になると思っていたので、そこは妥協したくないなと思っていました。
あとは今回、出したい色の見本(トーキョーバイクのフレーム)が実際にあるものだったので、そこに向けてちゃんと近づけていきたいなっていう気持ちもありましたね。
ー 今回はトーキョーバイクのフレームの色と、ボールペンの軸の色を合わせることも頑張って頂きましたし、キャップと軸とラバーっていう素材が違う3つの部分の色をきちっと合わせることも、かなり回数を重ねてトライして頂きましたよね。
そうですね。ツートン(2色)だともう少し規制が緩い部分もあるんですけど、こういうワントーンのカラーの時は、特に色合わせがシビアになってきます。実際にやってみて、ワントーンはやっぱり難しいなと思いましたね。
可瀬
艶ありの素材とマットっぽい素材とでも、色の出方が変わってきちゃいますもんね。
ー 一回、途中でツートンにする案も出ましたよね。
永見
そうですね、このグリップ部分をタイヤの色にしてみたりとか。で、実際に色々作ってみて、ペンとして成立するかみたいなところも考えた上で、やっぱりワントーンが1番しっくりくるなって。
自転車全体における色のバランスと、ペンにおけるバランスって違うので、例えば自転車で見るとワンポイントになってかわいい色も、ボールペンのグリップをその色にしちゃうとすごく強く見えたりするんですよね。なので、そこのバランスが難しかったです。でも、最後は上手いところに落とし込めたと思っています。
それで言うとこの新3色ボールペンも、普段はノック棒の部分が赤と青なんですが、今回はコンセプトになったお気に入りのお店や場所のカラーリングを表現するために、ノック棒の色も変えて頂きましたよね。これは社内的には結構新しい取組みだったんじゃないですか?
永見
そうですね。これは社内でも反対意見が出なかったわけではないんですけど……普通は商品の機能を表す部分って、わかりやすいことが先決だろうっていう考えがあるんですが、今回はプロダクトデザイナーが一歩踏み込んだ挑戦をしてくれて。
機能よりデザインを重視して、色を変えたり、できるだけシンプルな見た目にしたのは、弊社としても初めての試みでした。今回は今までのボールペンに比べてもかなりすっきりした見た目になったので、ユーザーさんがどういう反応をするのか楽しみですね。
ー トーキョーバイク側で大変だったことはありますか?
そうですね……ほとんどなかった。いつもコラボレーションって大変なことが多いイメージなんですけど、今回は特に少なかったです。三菱鉛筆さんがアイデアをたくさん出してくださったからっていうのもありますし、永見さんはじめ皆さんがすごく話しやすかったっていうのもあります。
コラボレーションって難しいのが、お互いついオブラートに包んで意見を言い合ってしまって、結果伝わらず、お互いに納得できない落とし所になってしまうことだと思うんです。でも今回は本当に自然に、1つの同じ会社にいるような感覚でお互いにものを言い合えた感じがありますね。
ー 永見さんに対して私たちは率直に意見を言いやすくて。何をお伝えしても受け止めてくださるスタンスだったのが大きかったと思うんですけど、何か意識してくださっていたんでしょうか?
そこまで意識していたわけではないんですけど、トーキョーバイクは初めてご一緒する会社さんで、業界も全く違う。そういう方と物づくりができるのは貴重な機会なので、逆に外から見て我々の商品がどう思われているのか、率直な意見を余すことなく聞きたいなと思っていました。我々はこの業界にずっといるからこそ、感覚が麻痺しがちなので。
今回、店頭での販売用什器のサンプルを4つくらいお持ちした時も、普段社内では挙がらないような意見を頂いて。ああ、なるほどと思えたので、逆に勉強させてもらえましたね。
販売什器の案は、じつは13種類くらいあったんです
可瀬
しかも似た4パターンじゃなくて、全然違う方向性で4パターン出してくださったから。そこから吟味して最終的に決まったのは、街の地図を実際に落とし込んでくださったものでしたね。
街を楽しむというコンセプトや、出掛けたくなるワクワク感がデザインに落とし込まれていたので、すごくいいなと思いました。
永見
これは余談なんですが、ふつう什器の案ってだいたいどの企画でも2〜3つくらい出るものなんですけど、今回はラフの時点でデザイナーから挙がってきた案が13種類くらいあったんですよ。
ー すごい!
永見
トーキョーバイクさんのコンセプトから膨らむイメージが、デザイナーの中にもそれだけたくさんあったんだろうなって思いましたね。そこは、トーキョーバイクさんの凄いところだと思います。普段はこんなことはないので。
ー 什器の検討は面白かったですね。私たちも、ふだん自分たちの自転車を売り場でどう見せるかというのはずっと考えてきていますけど、文房具売り場で、自分たちのブランドのボールペンをどう見せるかっていうのは、新しい考え方でした。
毎回専用の什器を作ってる業界って実はあんまりなくて、文房具か、化粧品か、一部のカメラや電化製品くらいなんですよね。販売側としても、毎回これを作るのに苦労しています。
ー あえて無意識、無意識って思いながら文房具売り場の棚に行って、無意識のつもりでも立ち止まっちゃう売り場ってなんでなんだろう?みたいなことを考えたりしました。今このペンを手にとろうと思ったのって、どこでジャッジしたんだろうって考えたり。
永見
そうですね。僕らとしても、今まで「AとBどっちが可愛いか」みたいな検討の仕方はあったんですけど、小西さんの言うような、たくさんのペンがある中でパッと手に取りたくなる理由ってどこにあるのか、みたいな視点で考えることはなかったので、それは新鮮な気付きでしたね。
3種のボールペン、それぞれのおすすめポイントは?
ー なんか、終わっちゃうのが寂しいですね(笑)楽しかったから。
そろそろ最後の質問なんですけど、今回3種類のボールペンを作った中で、それぞれ気に入っているところをぜひ教えてください。
永見
「4&1は、なんといってもカラーリングですね。3種類とも絶妙に色合いがマッチングしていて、赤とか青とか、そういう単色ではない絶妙な色合いで、家のペン立てに1本差しておくだけで華やかになるような感じ。この色使いが推しポイントです。
対して 4&1 Metal Editionは、トーキョーバイクの中でもスポーツタイプの車体をモデルにしたということもあって、4&1とはまたがらりと雰囲気の変わったワンランク上の見た目が演出できたので、そこが気に入っています。
新3色ボールペンに関しては、さっきもお話したようにノック棒部分が従来の3色ボールペンらしからぬカラーリングになっていて、『お気に入りの場所』っていうコンセプトをボールペン全体で表現していることですね。書くだけじゃなくて、ちょっと胸に挿しているだけでおしゃれに見えるような見た目がポイントです。
可瀬
そうですね。まず4&1については、トーキョーバイクでも老若男女問わず愛されている3色の車体(アイボリーとブルージェイドとマスタード)がボールペンにできたということ。個人的にも嬉しいし、見た目も機能も男女問わず幅広く使ってもらえそうな1本だなと思っています。
4&1 Metal Editionは、『TOKYO BIKE SPORTS 9s』っていう、僕らのモデルでもいちばんスポーティで、フレーム以外のすべてのパーツが黒で統一されているクールなモデルなんですけど、それにすごく寄せた見た目に仕上げてくださったので、やっぱりかっこいいなって。ボールペンでこのかっこいい見た目が再現されているっていうのが、一番の魅力だと思います。
新3色ボールペンは、今回は色のモデルとして僕らがよく行く好きなお店を東東京(谷中、蔵前、清澄白河)を中心に選ばせて頂いたんですけど、そこに行った時の雰囲気がそのままボールペンとして再現できているので、手にとっただけでそのお店のことを思い出すし、どこかへ出掛けたいなっていうワクワク感に駆られて。そういうワクワクするボールペンが作れたことが嬉しいですね。
ー ちなみに、4&1のこの3色はどうして選ばれたんでしたっけ?
永見
アイボリーとブルージェイドは、トーキョーバイクさんとしても主力色だし、お客さんからの人気も高かったので、ボールペンにぜひしてみたいと。すぐに決まりましたね。
可瀬
マスタードに関しては、結構悩みました。明るめの黄色から、茶色に近い落ち着いた色までいくつか比較して、最終的にはちょうど昨年(2022年)復刻したマスタードの色が、他の2つと並べた時にも一番しっくりくる色合いだって言うので決まりました。
自転車とボールペンって、もちろん金額も違いますし、買い換える頻度も違うと思うので、ボールペンだからこそ試しやすい色合いが黄色なんじゃないかなと思って。だから今回は、他の2色の人気色と比べてどういう動き方をするのかなっていうのが楽しみですね。うん、でもブルージェイドもいいな〜。どれも本当にいいんですよね(笑)。
我々も発売する前に、この色が売れそうってよく予想するんですけど、まあ当たらないんですよ(笑)。当たったこと、ないんですよね。
ー え、どれが一番売れると思いますか?これが最後の質問です。
永見
私はブルージェイドかな。って言ってると当たらなかったりするからね(笑)
ー 私はアイボリーが可愛いなと思います。仕事でも柔らかい印象で使える気がしますね。
永見
しかしこれ、当たらないんだよなあ(笑)
ー 可瀬くんは全然決められなさそうだね。
可瀬
ほぼ全部買うと思います(笑)
ー 出来上がったのを見て、全部欲しい!って思いましたよね。どうなるか楽しみです。本当に、今回はありがとうございました!
三菱鉛筆株式会社
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