小西:
いえ、ちょうど今、自転車をはじめとしたものづくりのチームを、新しい形で立ち上げるところなんです。
これまでは、主に代表の金井が「こんな自転車があれば、人生をより楽しめる人がいるんじゃないか」とイメージを紡ぎ、設計担当と一緒に具体的に詰めていく形を取っていました。
しかし、これではラインアップを増やしていくのに時間がかかってしまう。また、企画の立案から販売までをチームで行うことで、お客様にもコンセプトやストーリーをお伝えしやすくなると考えているんです。
—— なるほど。今回の求人は、そのチームの中で具体的な技術部分を担う人を求めている、ということなんですね。
小西:
そうなんです。これまでトーキョーバイクが出してきたモデルは、その時々で必要だと思ったのものを形にしてきたので、まとまりという面ではやや弱いんです。会社のポートフォリオとして「こちらのモデルとあちらのモデルは、住み分けができるね」といったように、全体的にはまとまっていなくて。
田代:
増えていったモデルを、ここで一度、トーキョーバイクのプロダクト全体からながめてみたいんです。今も「このモデルは、こういった課題を解決することに構造を寄せよう」「需要があるのに、それを満たすモデルがまだないからつくろう」と議論しているところですね。
その議論を経て、トーキョーバイクがつくるべきプロダクトが見えてきた時に、具体的に形に落とし込むのが設計の仕事ですね。
感覚を仕組みに変換させていく
—— 商品設計の仕事は、具体的にどういう作業をするのでしょうか。たとえば、自転車の図面を引いたりするんですか?