
Tokyobike Rentals @ kakimori 職人ツアー
Staff Note | 2019.11.14

東京の東側、蔵前にある「書く」ことを楽しむお店、カキモリにて今年の9月からトーキョーバイクのレンタルバイクがスタートしました。
蔵前は文房具や紙にまつわる卸商や問屋、工場が多く立ち並ぶエリア。カキモリのお店に並ぶプロダクトも、この蔵前でモノ作りをする職人たちの手によって作られているものがたくさんあります。
今回のカキモリ職人ツアーでは、そんなカキモリのプロダクトを支える職人たちが働く工場の中を少しだけ見学してきました。
貴重な工場やモノ作りの裏側、ツアーの中で見てきた様子を写真でご紹介致します。

参加者の皆さんにこのツアーの想いを伝えるカキモリ代表の広瀬さん。

カキモリオリジナルの蔵前マップを見ながら蔵前という街をご紹介。
1つ目のスポット、100年続く老舗「田中箔押所」


自動と手動の箔押機、どちらも使い分けます。

レザーへの箔押しには熟練の技が光ります。

工場の前にトーキョーバイクをズラリと並べ、記念写真!
2つ目のスポットは、多様な印刷手法を持つ「亀田印刷所」


様々なインクのストック。

大型の印刷機、修理も含め職人がこの機械と付き合っています。

終始笑顔で説明してくれる職人さん。

インクの色に染まった手は職人の証。

カキモリ代表の広瀬さんの説明もヒートアップしていきます。

亀田印刷所の心臓部には、最新鋭の印刷機がずらり。

案内して頂いた亀田印刷の社長さん、ありがとうございました。
3つ目のスポットは、これまた老舗の「牛木紙工所」


牛木紙工所は型抜きの工場。型抜きの機械は古すぎてもう直せる人がいないとのこと。

丁寧に、実際の作業を通して型抜きの仕事を紹介して頂きました。

お忙しいなかご案内いただきありがとうございました。
4つ目、最後のスポットは断裁専門の「木村紙工所」


木村紙工所の機械もまた、とても古く、大切に扱われているものばかり。

紙の断裁は印刷物の最終段階、ミスが許されない重要な工程。

200枚以上の紙の束をピッチリと揃えトンボの上で断裁。まさに職人技です。

職人の木村さんと田村さん、お二人のチームワークも垣間見える紙工所でした。
4つのスポットを巡った後、Coffee Wrightsでコーヒーブレイク。見聞きした内容をみんなで語り合いました。

どの工場にも70歳を超えてなお現役で現場に立つ方が多く参加者の皆さんも驚かれていました。
逆に言うと、後継がおらず閉鎖する工場があるのも事実。「このツアーを通して、受け継がれてきた技術や文化を少しでも知ってもらえれば嬉しい」とカキモリ代表の広瀬さん。
カキモリを通じて巡った4つの工場。
熟練の職人の方達の所作は大変美しく、真摯に自分の仕事に取り組んでいる様子はどこか気品のようなものを感じました。
普段は見ることのできないモノ作りの裏側を巡る職人ツアー、第二回目も企画中です。
その他にもトーキョーバイクでは種々様々なツアーを企画していきます。
次は是非みなさんも参加してくださいね。
橋原