tokyobikeで巡る、京都ライドルート

Staff Note | 2020.06.23

こんにちは、トーキョーバイクの橋原です。

緊急事態宣言が明け、東京ではステップ3、県境を越えての移動も許可されるようになり徐々にいつもの日常が戻りつつありますね。

先日、Ace Hotel Kyotoでの撮影のため京都に行ってきたのですが、出来るだけ電車やバスに乗らなくても良いように輪行でトーキョーバイクを持って行きました。

今回のジャーナルではその時に巡った、Ace Hotel Kyotoを起点とした片道10kmほどの「京都ライドルート」をご紹介しようと思います。

 

Ace Hotel Kyotoを起点に5箇所のスポットを巡りました

Ace Hotel Kyoto を出発して1ヶ所目はWEEKENDERS COFFEE ROASTERY。
通常は焙煎所として稼働する場所なのですが、週末のみカフェとしてドリンクを提供しています。
ドリンクの味、コーヒー豆の質もさることながら、WEEKENDERS COFFEE ROASTERYが入る古い町家の建物がまた素晴らしいのです。
中庭に出るとベンチがあり、そこでコーヒーをゆっくりと飲むことが出来ます。

2ヶ所目は祇園エリアまで進んでPASS THE BATON 京都祇園店。
NEW RECYCLEをコンセプトに、個人から集めた想い出の品物や、すごく愛用していたけれど今は使わない、でも捨てるのは惜しい。
そんな品物を、大切に使ってくれる次の方へ持ち主の顔写真とプロフィール、品物にまつわるストーリーを添えて販売しているお店です。

祇園の情緒溢れる景観の中に白い暖簾がよく映えます。この建物も元々は料亭だった建物をリノベーションして使っているそう。
お店の中には節々に昔の面影が残っています。

鴨川沿いを北上して3ヶ所目のスポットを目指します。
PASS THE BATONから3kmほど走るとのどかな風景と共に、徐々に山間の景色へと移っていきます。
この日はあいにくの曇りだったのですが、グレーのトーンに包まれるこの景色も風情がありますね。

3ヶ所目のスポットはアカツキコーヒー。
もともと京都に住んでいたトーキョーバイクスタッフオススメの一乗寺エリアのカフェです。
パフェやケーキ、美味しいコーヒーを飲みにローカルだけでなく京都中から多くの人が訪れます。
オーナーご夫婦の柔らかい雰囲気が居心地の良い空間を作っていました。

続いて4ヶ所目のスポットは深泥池(みどろがいけ)。
京都の市内からたった5~6km走るだけで田畑が広がり、緑生い茂る山々の袂にたどり着きます。
このコンパクトさが京都の面白さですね。

深泥池には珍しい植物や生物が数多く生息しているため、この池の生物群全体が国の天然記念物として登録されています。平安時代に貴族の猟場だったという記録も残されており、京都ならではの歴史的レイヤーを感じます。
また、京都に存在する数多の怪談や都市伝説の舞台としても有名で、自転車で池の周りを走るとロマンを感じずにはいられません。

深泥池から激坂を登って最後のスポットを目指します。
ここまでくると今まで居た市内の景色は無くなり、静かで穏やかな緑の景色の中を自転車で駆け抜けていきます。

5ヶ所目のスポットは圓通寺。
比叡山を借景とした枯山水の庭が大変美しいお寺で、この庭と比叡山の見事な融合を色々な角度から見入ってしまいました。
庭を眺めるために作られた建物は高床式になっており、屋根から伸びるひさしも極端に長く取られています。
広々とした畳の上に座って正面を見つめる。そして目をぐるっと動かして辺りを見渡す。どの場所からでもこの動作だけで自然と人工物の調和を感じることが出来るのです。

庭に散らばる苔、石、その先に見える木々、そしてその向こうに見える比叡山。視点を切り替えながら頭の中が次第に空っぽになる感覚は心地のいいものでした。

少し長くなってしまいましたがいかがでしたでしょうか?

冒頭でも記しましたが、このライドルートはAce Hotel Kyotoから全てのスポットを巡って約10kmほどの行程です。

圓通寺からAce Hotel Kyotoまでの最短ルートは約7kmほど。往復のトータルは寄り道も考えると大体20kmほどでしょうか。

自転車でのんびり走って1kmだいたい5分ほど。それぞれのスポットにどれくらい滞在するかにもよりますが、1日あれば十分回れるルートです。

休憩をたくさん取りながら1日かけて自転車で巡る京都、とても楽しいですよ。

5ヶ所のスポットはどれも思い出に残るような素敵な場所です。京都にお越しの際、Ace Hotel Kyotoにご宿泊の際は是非巡ってみてくださいね。