トーキョーバイクの使い方

Products | 2020.05.15

自転車があると、歩きでは少し遠いと感じたり、電車だと通り過ぎてしまうだけだったりする場所が、ぐっと近づき、行動範囲が広がります。

トーキョーバイクの特徴は何といっても、こぎ出しが軽く、どこまでも行けるような心地よさです。

「本格的な自転車って、なんだか難しそう」と思われがちですが、基本の使い方さえ押さえておけば難しいことはありません。

 

このページでは、トーキョーバイクに乗るときにおさえて欲しい具体的な使い方をイラストや動画とともにご説明します。

友人からトーキョーバイクを譲り受けたという方や、久しぶりにトーキョーバイクに乗るという方もぜひご覧ください。

※トーキョーバイク購入時に一緒にお渡ししている「トーキョーバイクの使い方」では、詳しいパーツの名称や交通ルールについて紹介しています。合わせてご確認ください。

 

※※これから自転車の購入を考えている方は、【トーキョーバイクの選び方】という記事も合わせてご覧ください。

 

トーキョーバイクの使い方

今日からトーキョーバイクがあなたの相棒になります。

 

<目次>

1.ちょうどよいサドルの高さを見つけましょう

 

2.ブレーキは両手でじわりとかけて

 

3.変速はペダルをこぎながらひとつずつ

 

4.スタンドを使った自転車の停め方

 

5.知っておくと安心、クイックリリースについて

 

6.なが〜く大切に乗るために

 

7.最後に

 

 

 

1.ちょうどよいサドルの高さを見つけましょう

 

届いたばかりの自転車はシートポストに傷がつかないように高い位置で固定されています。

まずはクイックレバーを開いて、サドルの高さをおよそ腰骨の高さにして仮止めします。

腰掛けた状態で両足を地面につけた時、つま先立ちになるくらいがちょうど良い高さです。

その高さでペダルを一番下まで踏み込むと、膝が少し曲がるくらいになるはずです。足がべったりと地面に着くようだと、疲れやすくなってしまいます。

もし高すぎてこわいなと感じるようであれば、慣れるまでは低めでも大丈夫です。数日乗ったら少しずつ上げていきましょう。

 

クイックレバーがゆるくなりすぎたときには、左手のボルトを回しながらレバーの締め具合を調整してレバーを倒します。

 

▼サドルの高さの変え方を動画でチェック!

 

2.ブレーキは両手でじわりとかけて

 

右手が前輪のブレーキ、左手が後輪のブレーキとなっています。

むかし、初めて自転車の乗り方を覚えたときには、左手でブレーキをかけるように、と習った方もいるかもしれません。

トーキョーバイクでは、両手一緒にじわりとかけることをオススメしています。

急ブレーキをしてしまうと、後輪が持ち上がったり、前方に身体が投げ出されてしまったりするので危険です。

 

 

 

3.変速はペダルをこぎながらひとつずつ

 

トーキョーバイクには、変速(ギア)のあるモデルと、変速のないモデルがあります。

この項目では、変速のある自転車をお持ちの方に向けて、その使い方や注意点をご紹介します。

 

操作は簡単。右手ハンドルにあるレバーを人差し指で引くとギアが重く(数字が大きく)なり、親指でレバーを押すとギアが軽く(数字が小さく)なります。

数字が小さいほど軽いこぎ味で、上り坂に適しています。数字が大きくなると重くなりますが、その分ひとこぎで進む距離が長くなり、加速することができます。

 

大事なポイントは2つ。

必ずこぎながら変速するということと、1段ずつ変えていくということです。

ギアが変わる振動を足の裏で感じなら変えていきましょう。

 

 

操作レバーだけでなく変速機(ディレーラー)はとても繊細な部品でもあります。

車体の右後ろについている変速機が作動することでギアが変わっていくのですが、倒れたりぶつかったりして衝撃が加わると、内側に曲がってしまうことがあります。

 

ギアを変えた時に、スムーズに切り替わらなかったり、チャリチャリ…と音がするようだと、変速機が曲がっていることがあるので、なるべく早めに自転車屋さんで調整をしてもらいましょう。

時々自転車を後ろから見て、内側に曲がっていないか確認することも大切です。

 

 

4.スタンドを使った自転車の停め方

 

トーキョーバイクのキックスタンドは、センタースタンドといって自転車の真ん中についています。

スタンドが付属しているモデルには、図のような片足タイプのものがついています。

 

ペダルとスタンドがぶつかってしまうと、うまくスタンドをあげられなかったり、無理に力を入れて曲がってしまったりするので要注意です。

後輪を持ち上げて、ペダルを少し回してから、スタンドを解放すると無理なくスタンドをあげることができます。

※車種(モデル)によっては、もともとスタンドが付属していないものもあります。

 

より安定感を求める場合には、2本足で支える両足スタンドをおすすめしています。

カゴをつけている車体や、少し傾斜になっている場所に止める場合は、両足スタンドのほうが倒れづらく故障も防ぐことができます。

 

▼キックスタンドの扱い方を動画でチェック!

 

 

5.知っておくと安心、クイックリリースについて

 

変速(ギア)があるモデルには前後のタイヤが簡単に外せるクイックリリースという機能がついています。

タイヤ交換を行ったり、自転車旅行などの際に小さくまとめて電車に持ち運んだりする『輪行』に便利な機能です。

具体的な取り外し方は、また別途ご説明いたしますが、まずは基本の確認です。

 

乗る前にタイヤがガタついていないかを確認してください。

クイックリリースが緩んでいると、数回転でタイヤが外れてしまうことがあるので要注意です。

 

▼クイックリリースの扱い方を動画でチェック!

 

6.なが〜く大切に乗るために

 

大切に乗れば10年くらいはへっちゃらです。永く気持ちよく乗っていただくために、3つのことをお願いしています。

 

・週に1度は空気をいれましょう

しばらく自転車に乗っていないと、タイヤの空気は自然と抜けてしまいます。

久しぶりに乗ろうとしてパンクしたかな?と思うかもしれませんが、まずは空気を入れて様子を見ることが大切です。

また、パンクというとタイヤに尖ったものが刺さったり、空気の入れすぎなどで起こるようなイメージがあるかもしれませんが、空気が少ない状態で乗ってしまうことでタイヤの内側のチューブに穴が空いてしまうことがほとんどです。

 

トーキョーバイクの自転車は、2週間に一度のペースで空気を入れていただくことをおすすめしています。

それぞれモデルごとに空気量の目安があるので、メーターがついているポンプを使って、目安に合わせて入れましょう。

TOKYOBIKE 26やBISOU 26、それにこども車などはイギリス式(英式)というバルブを使用しています。

ママチャリと同じ形のもの、と覚えていただくのがいいかもしれません。

 

TOKYOBIKE SPORT 9sや廃盤モデルのTOKYOBIKE SSはスポーツタイプの自転車なので、フランス式(仏式)のバルブを使用しています。

バルブの形状が英式よりも細長く、空気を入れ方も異なります。

詳しい入れ方は動画でご確認ください。

 

 

<タイヤの空気の目安>

仏式バルブ

TOKYBIKE SPORT 9sTOKYOBIKE SS・・・7BAR(100psi)

 

英式バルブ

TOKYOBIKE 26TOKYOBIKE BISOU 26TOKYOBIKE LITETOKYOBIKE MONO・・・5.5BAR(80psi)

TOKYOBIKE CALINTOKYOBIKE 20TOKYOBIKE Jr.・・・4.5BAR

little tokyobiketokyobike paddle・・・2.4BAR

 

▼空気の入れ方を動画でチェック!

 

 

・雨に当てないように保管しましょう

自転車は全て金属でできています。雨に当たるとサビの原因となり、劣化も早まります。

屋根のある駐輪スペースで保管するか、雨があたってしまうようであれば自転車カバーをかけて保管しましょう。

一度錆びてしまうと落とせないパーツもありますので、十分注意が必要です。

 

 

・1年に一度はメンテナンスに出しましょう

自転車は使っていくうちにネジがゆるんできたり、ワイヤーが伸びたり、と使ううちに状態が変化します。

快適な乗り心地を維持し、永くお乗りいただくために1年に一度は自転車屋さんでメンテナンスに出しましょう。

また、新しい自転車を買ったときには3ヶ月ほど乗ったところで一度簡単な点検に出すことをおすすめします。

 

 

7.最後に

 

以上が基本的なトーキョーバイクの使い方です。

なにか乗っていて困ったことがあったり、少し乗り心地が落ちてきたと感じたら、自転車屋さんにすぐに持っていきましょう。

チェーンのオイルアップや、タイヤ交換など、ご自身で挑戦できる簡単なメンテナンスもあります。自分でやってみたい!という方は、不定期で開催されるTokyobike Shopのワークショップなどにもぜひご参加ください。

 

また、乗っていくうちに、もう少し乗車姿勢をゆったり乗りたいな、とかサドルが硬いので革製のものに変えてみようかな、などそれぞれのお好みに合わせてカスタムを加えていくこともおすすめです。

 

永く大切に楽しんでいただけますよう、わたしたちもサポートしていきますので、お気軽にご相談くださいね。

 

楽しい自転車生活になりますように!